ベビーブーマー(概ね1946年から1964年頃までに生まれた世代を指す)がなかなか定年退職しないため、ジェネレーションX(1960年代初頭または半ばから1980年代に生まれた世代)が企業での出世のハシゴを上るのに苦労しています。
一方、デジタルネイティブのジェネレーションY(1980年代序盤から1990年代中盤または2000年代序盤までに生まれた世代)は、革新的な方法を用いて、収入を生み出しています。
こういった人はいわゆるアントレプレナー(起業家)と呼ばれています。今回は、アメリカで活躍している若きアントレプレナーを紹介します。
ビジネスオーナーになるために、早い遅いはありません。成功者の話しからパワーをもらい、目標に向かって突き進みましょう。
目次
ManCansキャンドル
14歳のHart Main氏は、学校の資金集めのため、女性らしい香りのキャンドルを売っていた妹のことをからかっていた時、男性らしい香りのするキャンドルのアイデアを思いつきました。
妹は、Hart Main氏が本気でこの男性らしい香りのするキャンドルのアイデアを追い求めるとは、思っていませんでした。しかし、このアイデアは全国規模に広がり、ビジネスの成功に変わりました。
Main氏の最初の投資額は$100です。そして、彼の両親が$200を投資しました。彼ら全員がキャンドル開発のため、一緒になり取り組みました。
香りの種類は、キャンプファイヤー、ベーコン、おがくず、刈ったばかりの草、おじいちゃんのパイプなどです。
現在、このManCansキャンドルは、全国60以上の店で販売されています。そして、9,000以上の製品を販売してきました。Main氏の興味が学校の授業に戻るまで、この ManCansキャンドルの販売は続くでしょう。
女性服店Wound Up
Charlotte Fortin氏は高校卒業後、彼女の父や祖父のアントレプレナーの足跡を追い求めました。そして、Wound Upと呼ばれる彼女自身の事業を立ち上げることを決めたのです。
カリフォルニアにある、小さな型にはまらないブティック店などに刺激され、18-40歳の女性をターゲットとした女性服店をWound Up オープンしました。
店の商品は、ブラウス、ショーツ、スカートやドレスなどです。Fortin氏は、この経験を通して早く成長でき、より責任感と自覚をを持つようになったと話しています。
また、一日に平均9時間働いているにも関わらず、大切な親友とは連絡を取り合うことができると言っています。
段ボールで作ったゲームセンター
Caine Monroy氏はまだ9歳ですが、すでに自分のビジネスを持っています。正確に言えば、彼はゲームセンターのオーナーです。
簡単な段ボールのゲームを作り、ロスアンゼルスにある彼の父親の自動車パーツ店にそれを設置しました。
彼のビジネスは、テレビクルーと伴に町中の評判となり、熱狂的な子供たちが日々、彼のゲームセンターに訪れるようになりました。
Caine氏は、$1のチケットで4回、$2のチケットで500回までプレーできるようにしたのが、子供たちが集まる結果となりました。
Caine氏は$15でCaine’s Arcadeで書かれたティーシャツも販売しています。
このゲームセンターでいくら稼いだかは定かではありませんが、彼はすでに212,000ドルの資金を調達しました。
彼の成功は、この若いアントレプレナーが紹介する11分間のビデオをVimeoやYouTubeで流したことだと、考えられています。
サーチエンジンBeneラボ
Jack Kim氏は寄付を作り出すサーチエンジンのBeneラボを設立した、シアトルに住むティーンネイジャーです。
Kim氏は過去、いくつかのサーチエンジンを開発したことがあります。そして、少しの取引でも売上を作り出すサーチエンジンの力をすぐに学習しました。
アダルト関連サイトをNGとしたルールを確立し、慈善活動をより簡単に行え、よりアクセスできるようにすることがサーチエンジンのミッションであると彼は話します。
Kim氏は彼の非営利組織企業にクラスメートのリクルートを開始しました。
彼が卒業した後はBeneラボはどうなるか分かりませんが、高校卒業前に目標として$100,000規模の会社にすることを掲げています。
家の販売
Willow Tufano氏はフロリダ出身の14歳の女性です。彼女の母親は不動産で働いています。
フロリダはひどい不景気に襲われて、以前100,000ドルで販売された家が、現在はオークションで12,000ドルで売られています。
Tufano氏は、こういった家を清算することで収入を得ました。また、クレッグリストを利用して家にあった所持品を売ったのです。
彼女がこういった家を購入するアイデアを提案しました。そして、彼女の母親はそのアイデアに賛同し、必要な支援を与えたのです。
彼が家を購入後、一年以内に700ドル/月で貸し出しました。そしてすでに、最初の投資資金は回収できました。
Tufano氏は来年は、彼女の母親のサポートなしで家の購入を計画しています。家の価格は再び上昇する可能性があるため、彼女は驚くような利益を見るかもしれません。
QRコードの開発
Garrett Gee氏は、アイパッド2が販売されたとき、運による推察をビジネス機会に変えました。
この大学の学生は、アイパッド2が販売されたときに、このデバイス向けのトップ10アプリが、すぐにだれかしらのブログに投稿されると予測しました。
より簡便でデザインのいいQRソフトウェアとアプリが必要であると彼は認識しました。
そして、アイパッド2に対するそのようなソフトウェアを最初に提供することを、彼のミッションとしたのです。
彼はすぐに、彼のiOSデベロッパーにアイパッド2を送り、2日間徹夜後、彼の目標を成し遂げました。
また、彼の推察であったアプリに関するブログ投稿の件も正しかったのです。
彼の努力により、彼のアプリはそのリストに掲載されました。彼は二人のクラスメートをリクルートし、2011年2月に開発したスキャンを上市したのです。
彼のチームは、グーグルベンチャー含めベンチャーキャピタリストから1.5百万ドルを調達しました。そして、初年度で10百万回のダウンロードを獲得しました。
そのダウンロードの数は急速に成長し、2011年10月までに21百万回に到達しました。
Gee氏はの次の動きは、収益化のプランと言われています。
複数の企業を起業
Cameron Johnson氏は、彼が9歳の時に両親の祝日パーティーに関する招待状を作成し、ビジネスの基礎をスタートしました。
2年後、Johnson氏はCheers and Tearsという名の彼の企業を通して、カードを販売し数千ドルを得ました。
12歳の時に、妹の動物のぬいぐるみなどを100ドルで買い、eBayで10倍の価格で販売しました。
そして、彼は製造業者から直接ぬいぐるみを購入し、1年以内に50,000ドルの利益を得ました。
彼は、そのお金を使って、インターネットビジネスをスタートしました。広告費で月に$3,000を稼ぐようになったのです。
彼が15歳になるまでに、月に300,000から400,000ドルの収益を生む複数の事業を立ち上げたのです。
インターネットビジネス
15歳のCatherine Cook氏と彼女の弟は卒業記念アルバムを見ていました、そして個人の卒業記念アルバムのオンラインバージョンをソーシャルメディアで作り出すアイデアを思いついたのです。
MyYearbook.comは上市され、そしてその後、広告支援サイトと合併しました。こにれより、ユーザーはオンラインクイズに投稿したり、回答することができるようになりました。
2006年までに、ベンチャーキャピタルから4.1百万ドルを調達し、ユーザーは世界で3百万人となったのです。
このサイトは、ディズニーやABCなどの大規模広告社を引き付けました。
そして、Cook氏は年間の売上は7桁であると報告しています。
ウェブデザイナー
8ドルと伴にAshley Qualls氏の冒険はスタートしました。そして、彼女は月に70,000ドルを稼ぐようになったのです。
MySpaceが人気となった時、 人々は彼女のQMySpaceのページデザインを見て称賛しました。
彼女は購入したい人のために、それらデザインをオンラインに投稿しました、そして月に7百万人のアクセス者と伴に、70,000ドルの収益を上げるまでに、彼女を推し進めました。
彼女は多くのお金を稼いだため、学校を中退し、彼女の時間を事業に費やしました。
1.5百万ドルで事業を買い取りたいという話しがありましたが、彼女はそれを断ったのです。
祖母のレシピでジャムを作る
14歳のFraser Doherty氏は彼の祖母のレシピからジャムを作り始めました。そのうわさが広がり、彼は時間が足りなくなるほどの注文を受け始めました。
学校を中退し、ジャムの生産のため200人が働く工場を月に2-3日借りました。2007年、英国の高級スーパーマーケットが、 Doherty氏のジャムの販売についてアプローチしてきました。
そして、彼のジャムは184の店で、棚に並ぶようになったのです。
2007年までに、彼の会社は750,000ドルの売上げを作りました。そして、欧州で拡大しています。
結論として、アントレプレナーになるために夢を追うことはだれでもできます。
何もせずに、言い訳することは格好が悪いので、やめましょう。年齢やアイデアは関係なく、様々な手段を用いて達成することが可能です。
共通して言えるのは、成功には周りからのサポートがあるということです。 人との関係は大切にしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
