アメリカに特に有名な宝くじが二つあります。そして、当選金額の桁が違います。
◆メガミリオン；国内44州で発売されている数字選択式の宝くじで一枚2米ドル。1から70までの数字（白ボール）を5つと、1から25までのメガボールと呼ばれる数字を1つ選択します。過去、2億米ドル以上の当選あり。
◆パワーボール；国内44州で発売されています。2016年1月13日抽せんでは北米の宝くじでは史上最高額の15億8600万米ドルまでキャリーオーバーされました。
私もたまに購入しますが、当選金額の最高額は$5です。(笑)
当選したら、人生が変わります。いい方向にだけでなく、使い方次第では悪い方向にも変わります。
莫大な大金により、人生がおかしくなる人も大勢いて、”宝くじの呪いによる被害者”という言葉も存在します。お金の使い方を間違えると大変です。
そこで、宝くじが当たった場合の有効なお金の使い方の例として、実際の当選者の話しを紹介します。
あなたが、大金を得た時の参考として読んでください。
目次
パワーボールの当選、カウボーイが大牧場を守る
2009年、人生がうまくいっていない23歳の若者Nealの話しです。
家に課税される固定資産税を払えず困っていたカウボーイのNealは、お金がなく牧場の周りの改修が必要な箇所すら治すことができませんでした。
少しのお金を得ようと、金属のスクラップを売ろうとも考えていたくらいです。
彼はサウスダコタ州のトッド郡で一番貧しい牧場経営者の一人だったのです。その地域はすでにアメリカでもっとも繁栄していない場所でした。
ある時、地元の町でNealはわずかに残っている手元のお金でパワーボールを買うリスクを取ることを決めました。
$5で宝くじを購入し、家族の誕生日に関する数字を選択したのです。
そのリスクは報いられ、パワーボールの歴史の中でもかなり高額な当選となったのです。
税金後の概算は88.5百万ドル(約90億円)となりました。
そして、彼が住むコミュニティに当選金の一部を寄付しました。それが州への恩返となる方法と考えたのです。
”人は人を助ける、私たちはお互いを知っている”、彼の牧場がある町の市長の言葉を覚えていたのです。
シングルマザー、パワーボールで人生が変わる
Cynthiaの兄弟が酔っ払い運転の被害に合い亡くなった後、彼女は5人の子供を産みました、そして、シングルマザーとして子供たちを育てたのです。
またほかにも、彼女の父親へ財務的な支援をしていました。
2007年1月、手持ちの資金が非常に厳しくなりました。92m2 の広さの家に家族全員が暮らしており、光熱費の請求書など支払うのに苦難していました。
そこに宝くじの夢が舞い込んだのです。その額は112百万ドル(約112億円)です。そして、その当選は、以前から彼女が行っていた行為によるものだったのです。
2004年、彼女の頭の中に突然、112百万ドルという数字が思い浮かびました。それ以降、この金額を当てることに集中してきのたです。
いろいろな方法を使い運を引き寄せようとしました、例えばこの数字が書いてあるメモを枕の下に入れる、112百万ドルの宝くじを当選することを考え瞑想する、彼女が当選した時のことをイメージする、などです。
そして3年後、思いがけない幸運と伴に、彼女が思い描いていた金額を宝くじで得ることができたのです。
Cynthiaは引力の法則と祈願によりその報いを得ました。そして、この当選金と伴に、彼女の家族の財務的な問題にも取り組むことができました。
また、彼女のキャリア目標であったフィルム会社を立ち上げました。
Cynthiaがしてきたことはとてもシンプルです。一か月に数回、宝くじを購入してきました。そして、その時に頭に思い浮かんだ数字を選択しただけです。
現在も宝くじを買い続けています。更に大きな金額を狙っているのです。
継続は力なり？でしょうか（笑）
メガミリオンの当選者、両親を誇らしく思う
JohnとLindaがメガミリオンで高額な金額を得たとき、二人はコミュニティに対して何かをすることで、両親に敬意を払いたいと考えました。
そこでGreen Island village の役所に行き、何かできることはないか、尋ねました。
答えは、古い子供用のプールなど地元の公園(スプレイパーク)を改装する手伝いをお願いしたいとのことでした。
スプレイパークは、夏に地元の子供たちが涼しめる場所でした。納税者は無料で使用できたのです。
JohnとLindaは新しい設備だけでなく、必要なものすべてを寄付したのです。
二人は、当選金を使い私生活を改善しました。ニューヨークでの仕事を辞めて、フロリダ州にある美しい家に引っ越しました。
そこで趣味であるディズニーのコレクションを集めました。
税金後の受け取り金額は、19百万ドル(19億円)でしたが、このお金を使って自分自身のみならず、彼らの周りの人たちも助けることができのたです。
宝くじ当選者、街の立て直しに参加
Pearlieは7人の子供を育てる中で、コミュニティに還元する重要性を認識していました。子供たちは、炊き出しのボランティアや地域の環境づくりを手伝いました。
その家族がパワーボールで429百万ドル(約430億円)当選したときも、彼らの周りにいる困っている人たちのために、この思いがけない大金を使用したいというのが明らかでした。
この大金は家族8人にそれぞれ分けられましたが、誰一人今の自分の仕事を辞めませんでした。
一人の娘は、他の女性たちのメンターになるため働くことを決めました。そして彼女らを助けるためのプログラムの資金調達のため、その当選金を使いました。
家族はスミスファミリー基金を立ち上げ、地元のニュージャージ州トレントンの街の人々の生活を良くするために、当選金を使いました。
この基金は教育や住居環境、キリストの教育、若者や家族を支援することに力を入れています。
学校の先生、当選金を使って子供たちに楽しみを提供
Lesは 高校の教師でした。今の子供たちが、彼の子供時代のようにキャンプ、水泳、スポーツや探検などをして遊ばないことを残念に思っていました。
彼がパワーボールで111百万ドル(約111億円)を手にしたとき、子供たちに楽しみを与えるため、キャンプ場を作ることを決めました。
Lesは当選金を使って226エーカーの広大な敷地を購入しました。
夏の間、低料金で湖で遊べ、水泳やモノづくりができ、乗馬もできる場所を建設しました。
素晴らしいことに、子供たちはビデオゲームや携帯電話から離れ、自然と本当の友達に触れることができたのです。
フロリダの宝くじ当選者、大きな遺産を残す
Sheelahはフロリダの宝くじで52百万ドルを当てました。当時の宝くじの金額では最大の金額です。そして晩年を彼女の生活を手放してまで、慈善活動に励んだのです。
彼女は、この当選には理由があると感じました。その理由とは他の人たちを助けるということです。恵まれない人たちのために、慈善団体を創設しました。
がんで亡くなる6年間だけ彼女の楽しみに当選金を使用しました。
慈善団体は彼女が亡くなった後も続きました。低額で家を建てるための組織に助成金を与えたり、彼女の地元のフロリダ州セミノール郡にいる金銭的に余裕がない子供たちや高齢者を助けました。
パワーボールの当選者、彼らの孫娘が亡くなった病気と闘う
2008年、PaulとSueが181.2百万ドル(約181億円)を当選した時、二人は何にお金を使用すべきかすでに、理解していました。
彼らの孫娘が珍しい、治療不可能な病気になった日から5年間、宝くじを買い続けたのです。
クラッベ病は遺伝性の神経変性疾患で、発生率は新生児10万人のうち一人になります。したがって、他の病院に比べ、研究のための資金調達が難しいのです。
脳の神経線維が変性する進行性の病気で、発症すると運動能力衰え、感染に弱くなります。1~2歳で亡くなる場合が多いです。
二人はThe Legacy of Angels基金を立ち上げ、この病気の認知を広め、 治療など効果が見込まれる研究をサポートしました。
二人はこの基金の役員となり、この病気で苦しんでいる家族を助けたのです。
結論として、宝くじの当選により、周りの人を助けたいという気持ちを持っている人ほど、有効にお金を使えるという教訓です。
州によっては、当選しても匿名でいられます。
宝くじは、発表まで楽しむことと、夢を抱けるなどメリットがあります。あまり期待しすぎないことが大切です。
お金がないときは、無理して買わないようにしましょう（笑）
