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【上司との関係強化】職場での対応方法

Big hand of businessman, Support business hand

従業員が不満を抱く理由の一つに、役に立たないマネジメントチームの戦略があります。失敗しても認めずに、責任も取ろうとしないのです。

そしてもっと身近に言えば上司に不満やストレスを抱えている部下は大勢います。上司は業務遂行能力とは別に、働く環境を、不快かつ不満な職場に変えてしまう力さえ持ちます。

彼らは、部下に対して、やりがいのある仕事だけでなく、退屈なつまらない仕事も割り当てる力をもっており、極端にいうと、気に入らなければ、最終的に部下を首することもできるのです。

この力の不均衡の関係を考慮すると、組織で出世するには、部下は上司と良好な関係を保つ必要性が理解できます。

ピラミッドの組織では上司と部下との間、公平感を維持するのは難しいのです。

ただし、部下は仕事ができない上司を黙って受け入れるほど、力がないわけでもありません。また、その状況を好転させるために、上司に遠慮なく話すこともできます。

一方、上司によっては身を守るため、力を使い脅すような行為など、意図的に悪質になっている人もいることを認識する必要があります。

理想の上司というイメージを抱いて接するよりは、欠点を持つ一人の人間として捉え、コミュニケーションを行うことが重要です。

上司との関係構築のために、自分ができる対応方法を見ていきましょう。

ポイントは下記の通りです。

◆思っていることを素直に伝える

◆上司にたいして反抗ばかりしない

◆上司とのやりとりに記録をつける

◆上司の悪口を口外しない

◆上司の動きを読み先に対応する

◆上司の弱みをサポートする

素直に意見を伝える

もし上司との関係で悩んでいたら、そのまま黙って見過ごすべきではありません。その問題について、礼儀正しく、しっかりとしたビジネスマナーと伴に、上司に直接相談してください。

もちろん、普段の関係度合いや上司のタイプにより、会話を切り出すアプローチのやり方は変わってくるかと思います。

一般的に、部下の誠実な悩み聞くことで、上司が急に怒りやフラストレーションを覚えることはまずありません。

また、それにより業務に支障をきたすこともありません。

面談アポはメールでいいと思いますが、相談は個室でface to faceで行うべできす。
大切なアプローチですので、下記のことを頭に入れておいてください。

◆多くの上司は部下が抱える不満、フラストレーションやケアされていないと感じていることについて、全く気付いていない場合があります。思っていることを伝えることで、上司は部下に感謝することさえあります。

◆上司が気付いていない場合、部下が話しを切りだなければ、職場での上司との関係を改善するチャンスはないでしょう。言いにくいことを伝えるのは快適ではありませんが、長期的に見れば、勇気を振り絞る価値は大きいです。

◆上司に対して面談のアポを行う時は慎重な計画が必要です。不満がある状況について、分かりやすい例と実際の証拠を準備してください。自分が考える改善案があれば、より建設的な話し合いが可能です。

反抗ばかりせずに上司との連携を意識する

上司を論破することで、彼らが持つ力を弱体化させようとしたり、上司を間抜けあるいは無能と見せるのも、気持ちいいかも知れません。

ただ、長期的にみると、組織のゴールを達成するために上司をサポートするほうが、自分だけでなく企業にとっても、よっぽどプラスです。

会議で上司の能力を非難する時間を使うより、 ありるいは上司の計画を妨害するため、水を差したりしていては、上司との職場での関係が悪化するだけです。

その代わり、上司が困っている課題を見つけ、達成するために進んでサポートを申し出ることが、良好な関係を構築する効果的な方法です。

尊敬できない上司に対して、協力的な姿勢を見せるのは確かに葛藤も多いですが、上司をサポートするような取り組みは、関係構築に最も有効です。

困っている人を助けると、その恩は長らく覚えているものです。

上司とのやりとりの記録をつける

上司への不満やフラストレーションを全て記録として残すのは賢いやり方ではないので、自分が手に負えなくったと感じた案件をピックアップし、それから派生した上司とのやり取りの記録を、公平な視点で残してください。

会議時の発言、アドバイスやEmailなどです。そして、これら書類を下記のように使用します。

◆上司との関係について上司に相談するときに、彼らがその状況に気づいていない場合、記録した書面をその場で見せてください。上司は、問題に気づくことになります。仮に、記録として書面が残っていない場合、上司は問題を完全に理解できず、間違った捉え方をする可能性もあるので、注意が必要です。

◆上司との関係がうまくいっていないことで、間違った評価をされないよう、これら書面を準備し、面談時に見せてください。会議時など他の人たちがいる前で、書面に残した事実を上司に伝えることができれば、事実を残せる強いサポートになります。ただ、上司との間に更に溝を発生させてします可能性があるので、持ち出す内容とタイミングを見極めてください。

上司の悪口を同僚に言わないこと

上司の悪口を同僚に言うと、火に油を注ぐことになります。最悪、上司との関係を一生改善することができなくなります。

上司の管理方法についての不満やフラストレーションを口にしたい気持ちは分かりますが、同僚と一緒に上司の悪口を言ったところで、その問題が消えることはありません。

もし、同僚が間違ってあなたが言ったことを上司に伝えた場合、あなたと上司の状況は悪化することになるでしょう。

他の人に口外した時点で、それが上司に伝わる可能性があると理解すべきです。

上司の悪口を上司の上司に言うのも当然、避けるべきです。あなたの評価を損なう結果にしかなりません。

あなたが思っているより、彼らの関係は強固です。 周りから、自分はだれとでもうまくやっていける、感じのいい人間という印象を残してください。

オフィスで苦情ばかり言っている気難しい人と思われては、上司との関係をうまく構築するにも、弊害となります。

つまり、あなたが言っていることをだれも信用しなくなるので、上司からも軽く見られてしますわけです。

こうなると、上司が悪い場合であっても、味方がいなくなる可能性があります。

口は災いのもとなのです。

問題が起きる前に、予測する

将来起こりうる問題を予測して上司との関係を改善する方法があります。

上司が抱えている問題が爆発する前に、うまく回避するのです。

例えば、小さな子供がいる場合、癇癪を起すタイミングや原因が分かりますが、上司が机でイライラし始めたら、原因を予測し、対応するための準備を始めるべきです。

上司の性格をよく把握している場合、次の行動が読めるため、事前に資料を準備できるはずです。状況が切羽詰まる前に、上司を落ち着かせるべく、情報を準備しとくのです。

上司と組織のことを理解し始めると、次に何を求められるのか、だいぶ前から分かるようになります。彼らの行動より先を走ることで、時間にも余裕ができ、かつ仕事が早いと思われるのです。

上司との関係強化のため、次の二つのことを普段から頭にいれておきましょう。

◆会議で同僚が問題を報告する前に、事前に上司にその問題のインプットを行うのです。そうすることで、上司自身も対応の準備ができます。何より、あたながしっかりと状況を把握していると理解させることができ、信頼を得ることができます。

◆あってはいけませんが、上司が仕事外のことで不機嫌な場合、そのタイミングで悪いニュースの報告は控え、できる限り、いいニュースを報告しましょう。

上司の弱点に対処する

普段、気が合わない上司の弱みを利用するのは、気分がいいかもしれませんが、企業や職場にとっては、何の好影響もありません。

代わりに上司の弱みを補足するように対処してあげれば、お互いのもめごとも少なく、より効率的に業務を進めることができます。例えば、下記のようなサポートです。

◆上司が多忙で会議に遅れることがあれば、代わりに進行を務めましょう。

◆調整ことが苦手であるのなら、次の顧客との会議に向けたスケジューリングを行ってあげましょう。

◆エクセルが苦手であれば、必要な資料をまとめるのを手伝いましょう。

◆英語をしゃべれないので、あればうまく通訳してあげましょう。

あなたの特技を生かし、上司の弱点を補完できる分野を見つけてください。

そうすれば、上司はあなたに感謝の気持ちを持ち始めます。例え、言葉として発していなくとも、関係が改善するのは間違いありません。

上司を褒める

多くの上司は、褒められることが少ないです。出世し高役職になると褒められることが減るのです。

褒められるのは、いつでも部下であるべきという間違った通例があるからです。

上司に何らかのアドバイスをすることは、少々気が引けますが、まともな上司なら、建設的で使えるアドバイスには、感謝するでしょう。

上司のみならず、組織のパフォーマンスを上げることができるアドバイスは、だれにとってもうれしいものです。

上司が、組織を良くしようとしているあなたの貢献に感動し、肯定的な印象を残すことができます。

ただし、悪い上司を褒めることには、気をつけてください。

そういった素晴らしい言動を起こしたあなたのことを全く評価せず、当たり前のように受け取るでしょう。あるいは、生意気と思われる可能性もあります。

上司も一人の人間です、能力には限界があり、完璧ではありません。上司に期待するより、自分の変化に期待した方が、結果は断然よくなります。

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