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【睾丸にしこり】アメリカで病院に行く

湯船にひたってリラックスしていた時、ふと左睾丸にある何かに気づく。なんだこれ?ぬっ、ぬぬ、、しこり?

そのまま気が動転して、浴槽でテンパりました。そして風呂から上がり、すぐにグーグル先生に相談。

これはいったい、何の病気だ?

実は初めて気づいたのは、2か月ほど前。左睾丸の上を触ると変な痛みが。そして、しこりみたいなものも感じる。だけど触って症状が悪化するのを恐れ、放置。

今は、以前のような痛みはありませんが、さわると完全にしこりのようなものを感じとれます。コロナ中で日本に帰国する予定もないし、どうしよう。。

アメリカの病院で見てもらうしかないな、と決断。今日は、土曜日だから週末明けの月曜日に、近所の病院に電話することに。

睾丸のしこり

まずは、こそだてハックのページから情報を収集。少しでも自分を落ち着かせるため、類似した症状を探す。

精巣上体炎(副睾丸炎)
精巣をさわったとき、しこりがあるだけでなく、激しい痛みと腫れ、発熱が見られる場合、「精巣上体炎」の可能性があります。これは、精子を一時的に貯蔵する「精巣上体」が炎症を起こす病気で、尿道を経由して体内に入った細菌が精巣上体まで逆流し、繁殖することによって引き起こされます。抗生剤を服用するにより炎症を治癒することができますが、精巣にしこりが残るケースもあります

細菌に感染するようなこともやっていないし、抗生剤も服用していない。激しいほどの痛みでもない。しこりの場所は近いけど、これじゃないな~。

精液瘤(精液嚢胞)
「精液瘤(せいえきりゅう)」は、精巣上体もしくは精管に精子を含んだ液がたまり、「こぶ」ができる状態です。小さい精液瘤は、上でご紹介した精巣上体炎と似ていて、大きい場合は、精巣を包む膜にリンパ液が溜まる「陰嚢水腫」と区別がつきづらいとされますが、超音波検査によって診断が下されるのが一般的です。

確かに、しこりはこぶのような形。場所も精巣上体あたりの感じがする。これが一番、軽傷のようで、これでかな?よし、これにしよう(笑)

精索静脈瘤
左右の陰嚢の大きさに明らかな差があり、大きい方が入った陰嚢の皮膚表面をさわったときに「でこぼこ」がある場合、「精索静脈瘤」の疑いがあります。
これは、血液が精巣から心臓へと戻るときに、精索静脈についている逆流防止弁がうまく働かず、精巣に向かって血液が逆流してしまうことによって、精巣につながっている「蔓状静脈叢(つるじょうじょうみゃくそう)」がふくらみ、こぶができた状態をいいます。一般的に、男性全体の10~20%に精索静脈瘤が発生するといわれており、解剖学的に左側の精巣に起こりやすいことがわかっています(※2)。痛みや腫れなど自覚症状に乏しく、日常生活にもほとんど支障をきたしませんが、男性不妊症の原因となる可能性があるので注意が必要です。

左右の陰嚢の大きさは一緒の気がする。しこりには、でこぼこはなく、小さなパチンコ玉のような形状。これではなさそう。。。それにしても男性全体の10~20%に発生するって結構な確率。。。

精巣腫瘍(精巣がん)
「精巣腫瘍」は、精巣にできる悪性の腫瘍(がん)です。がんのなかでは比較的まれですが、20~30歳代の男性に最も多く見られるがんなので、これから妊娠を望んでいる若いカップルは特に気になる病気かもしれません。発生初期には精巣内にしこりを感じるものの、目立った痛みや腫れがないため放置してしまうことも多いようです。しかし精巣腫瘍は他の部位に転移しやすいので、すぐに泌尿器科を受診することが重要です。生まれたときに精巣が陰嚢内に下りていない「停留精巣」の状態だった人は、そうでない人に比べて2~9倍、精巣腫瘍が発生しやすいといわれており(※3)、食生活などの影響も考えられていますが、明確な原因は突き止められていません。手術療法では、精巣から精索までを摘出する手術が一般的ですが、転移がある場合は、抗がん剤や放射線治療の追加治療が必要になります。

えっ!ガンの可能性もあるの。。しかも転移しやすい。20~30歳代の男性に最も多いってあるけど、自分は40代前半だから、射程範囲!?発生初期には精巣内(睾丸)にしこりを感じる、目立った痛みや腫れがないって、症状がかぶってる。。。

グーグルで情報を集めたことで、逆に恐怖感が増幅する結果になってしまった。事前準備って大切だけど、知らない方がいいこともあるんだな人生と、一人で混乱。

病院に行く

翌日、近くの病院に電話しアポ取り。コロナ感染が広がるなか、診療してくれるのか不安だったけど、泌尿器の先生と電話で話し、超音波を行ってくれることに。

今日は月曜日だけど、一番近い予約可能日は土曜日の夕方、空いてますか?と聞かれ、Yesと即回答。休日なんて関係ない、命にはかえられませんから。

そして、当日の夕方、総合病院に向かう。変な緊張でドキドキする。コロナが怖いので、しっかりとマスク着用。週末だからか、院内は人がいなくて、がらーんとしている。

そして正面の受付で、予約先のRADIOLOGY(放射線)の場所を聞く。地下一階に向かうよう言われる。トコトコ歩き、あったRADIOLOGYのサイン!

中を見渡したけどだれもいない。HELLO!と叫ぶと、男性看護師がでてきた。アポイントの内容を伝えると、更に奥にある待機室で待つよう言われる。

ストレッチして気を紛らわせる、待つこと5分。超音波技師が登場。女性です。

超音波を行う部屋に通され、準備開始。3分ほどで戻ってくるから、パンツをおろして、ベッドに仰向けに寝て待つように言われる。

そして、技師が戻ってきて、超音波開始。妊娠した女性が定期健診で行う胎児のチェックと同じような感じで、陰嚢にゼリーを塗られ超音波機械で5分ほど診断。

何やら画面を見ながら、確認中。最後に、しこりのある個所はどこ?と聞かれ、そこに超音波機械をあてる。

そして、Done!と言われ終了。放射線医と確認するとのことで、部屋を出ていき、5分ほど放置される。

戻ってきて、最終結果は医師から48時間以内に説明がありますと言われます。今わからないのか~と思いつつ、電話ですか?メールですか?と聞くと、先生次第なので分かりませんとのこと。

アメリカ、面倒くさい。なんか組織形態がめちゃくちゃなんだよね。 日本だったら、その場で分かるでしょう、と心の中でブツブツと言ってました。

先生からの診断結果

月曜日の昼前に先生から電話がかかってきました。そして、、、第一声で、心配ありませんとのこと。ただの嚢胞。あまり、強く握ったりしないこと。

完全になくなるか分からないけど、特に気にしなくてでいいです、とのこと。

それを聞いた瞬間、一気に心の中に安堵感が広がりました。

この一週間ずっと心配してたけど、先生との電話は1分で終了。ちなみに嚢胞は英語でCYSTと言います。

今回の嚢胞はこんなイメージだと思います。
https://ja.techsymptom.com/52431-epididymal-cyst-63

同じような症状で心配されている人がいたら、ぜひともすぐに泌尿器科の先生に診てもらうことを強くお勧めします。

確かに、恥ずかしいですが、先生らは慣れているので、なんとも思っていません。それより、心配をずっと抱え込んで生活する方がストレスです。

あと、仮に重い病気の場合、治療は早ければ早いほどいいので。

一瞬の勇気を出して、ぜひ病院に行きましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。