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【日本人が英語を学ぶべき理由】英語は必須スキル

英語スキル

今日、英語は間違いなく世界の共通言語となりました。

海外の企業を相手に商談を行い、質の高いアウトプットを作るために、英語スキルは重要な要素となっています。

あるリサーチでは、アジア、欧州や南米などに住む人たちのうち全人口の2/3が、自国あるいは海外で仕事を得るために、英語学習をしているとあります。

英語スキルは、あなたのキャリア改善の重要な部分となるのです。

私は社会人になってからも、英語の学習を継続しています。そして、英語スキルを磨いたことで、今のキャリアがあると言っても過言ではないと思っています。

現在はアメリカで現地子会社のマネジメントや顧客商談を行っており、以前から目標にしていた海外勤務を実現しました。

今回は私の経験を通して、日本人が英語を学ぶべき理由をお話しします。

海外に住んでいる日本人

下記のデータは、外務省のホームページから国(地域)別在留邦人数推計の情報を引用しています。海外に3か月以上在留している日本国籍を有する者の人数です。トップ10の合計で約100万人います。つまり、日本人の100人に一人が、海外に住んでいる計算です。

例えば、就職し会社員となった場合、英語スキルがあれば、そうでない人に比べて、駐在員として、海外勤務の機会を得れる可能性が高いです。

海外勤務で培った経験は、キャリアップにつながり、転職するにしても大きな武器になります。逆に英語話せないと、キャリアの機会が固定される可能性があります。

入社当時は、日本市場をメインに担当し経験を積んでいくと思いますが、役職が上がるにつれ、企業がを入れている海外の取引にかかわる機会が増加します。

 その時に、英語を使用しての取引経験や異文化の認識が乏しいと、コミュニケーションがうまくとれず、商談を進め上で大きな障壁となる可能性があります。

今後も日本企業が海外に市場を求めることで、英語スキルが必要なポジションが更に増加するのです。


平成30年
国(地域)名  在留邦人数  前年比 
1 米国 446,925 +4.9%
2 中国 120,076 -3.3%
3 オーストラリア 98,436 +1.2%
4 タイ 75,647 +4.0%
5 カナダ 73,571 +5.1%
6 英国 60,620 -3.6%
7 ブラジル 51,307 -2.1%
8 ドイツ 45,416 -0.8%
9 フランス 44,261 +3.6%
10 韓国 39,403 -0.9%

英語スキルは給与増加につながる

多くの上級職務には英語コミュニケーションが求められます。海外にいるクライアントと英語で話す能力が必要なのです。

グローバル市場では、英語を話せれば、より多くの顧客にアクエスすることができます。そして、あなたの国から離れた発展途上国などで原材料をより安く購入でき、リソースをうまく活用することができます。

グローバル人材に特化した人材紹介・人材派遣会社エンワールドが発表したレポートによると英語レベル「上級」では、年収1,000万円以上が約60% 英語レベルと年収の高さに相関関係があると報告しています。

引用:エンワールド

【調査結果 概要】
◆英語レベル「上級」では年収1,000万円以上が約60%。「初級」では約10
英語レベル「ビジネス」以上と「中級」以下で、英語を使う業務の幅に大きな差社内会議での英語使用は「ビジネス」で60%以上、「中級」では30%未満

 英語スキルは、より尊敬を得られる

変な話しかもしれませんが、英語を話せるだけで、他人から尊敬されることさえあります。逆に英語が母国である国の人と、仕事をする場合は、英語が下手なだけで、下に見られ場合もあります。

ただし、あなたにとって重要なことは、海外の人と仕事を行う場合は、英語の上手、下手にかかわらず、公平に対応することが重要です。

相手もそれを見抜くので、あくまでも中身で判断しましょう。その上で、英語スキルを活用し、尊敬を得ていきましょう。

また英語スキルを通して、相手の民族性を理解することで、より快適な意思決定をすることができます。

一方、コミュニケーションミスがあった場合、双方に感情的な距離が生まれます。そして、意思決定の食い違いが、人種の違いによるものと見られてしまうことがあります。

十分話しあい、理解することで、他国の人の視点で物事を考えることができるため、交渉スキルが上がります。

その人が、言いたいことを予測でき、受けいられやすい返答をすることができるのです。

 英語スキルは、多くの知識を与える

過去の理由が何であれ、科学、技術や人権など最近の論文は、ほとんとすべてが英語で書かれています。

英語を学ぶことで、英語で書かれている多岐にわたる論文を他の人たちにシェアすることもできますし、それをやらず自国の論文をメインに情報を収集することもできます。

ただどちらが、メリットがあるかと考えた場合、やはり前者であることは間違いないでしょう。

英語を話せることで、旅行を楽になる

英語は、世界で最も広く使用されている言葉になります。もし英語を話せたら、世界のほとんどの国への扉が開くでしょう。

あなたが生まれた自国だけで人生を終えようと考えていない限り、英語スキルはあたの人生において大きなアドバンテージとなります。

 旅行する時に、使用する言葉は、ほぼ英語です。英語を話せるだけで、現地により触れることができ、旅行が何倍も楽しくなります。 

売れている映画や本は英語で書かれている

ご存知のハリウッド映画や著名な本は英語で書かれているか、各国の言葉に翻訳されています。英語スキルがあると、翻訳される前に、情報が一早く入手できる可能性があります。

英語で検索することで、世界での売れ筋、人気度が分かります。日本との人気度の比較をすることで、あらたな認識が生まれるかもしれません。

また、英語で音楽はかなりのシェアを占めています。カラオケで日本語の曲以外にも、英語で歌えれば、持ち歌が増えます。

英語の知識は友達作りのネタとなる

当然のように、旅行、留学や移住で海外から日本に来る人は多いです。世界には、たくさんの魅力的な人がいます。

こういった人たちと、英語でコミュニケーションをとれると、友人になれるきっかけとなります。

また、言葉を交わし、お互いの国や考え方について、学ぶことができ、自分の視野を広げることができるのです。

また仲良くなれば、二人でデートに行くという機会もあるかもしれません。英語を話せれば、自分の世界を広げることができるのです。

英語のコミュニケーションは、パワーと影響力を作る

英語の知識は力となります。海外の拠点で働く場合、知識源やコミュニケーションツールはほとんどの場合、英語です。

また、裁判、法律、他社ホームページなども多くの場合、英語で記載されています。

グローバルで使用されるソーシャルメディも英語が一般的です。

主力となる世界ニュースやメディアも英語での放送となります。これらツールから情報源を引用できれば、あなたは多くの知識で武装することができます。

 英語は、自国の文化を広めるツール

海外の人と初めてコミュニケーションを取る時、相手が日本の文化を知っていれば、話しがはずみます。それをきっかけに、更に深い話しすることができます。

また、取引先との商談時、雑談などで自国の文化を話すことは、関係を近づける一つのコツです。

相手が日本の文化を知っている時や、それを素晴らしいと言ってもらえると、日本人としてうれしく思います。

過去、だれかが、日本の文化を英語で説明したのがきっかけかもしれません。

あなた自身で日本のすばらしさを語ってみてください。 

英語は、イノベーションを育む

過去の偉人たちが、新しいアイデアを具現化し、現状を打ち破り、イノベーションを起こしてきました。私たちは、そのアイデアを使うか、自分で新たに何かを作り上げるか、選択することができます。

作り上げる場合、世界の人たちの前でそのアイデアを発表する、あるいは議論する機会があるかもしれません。それにより、アイデアが更にブラッシュアップされ、イノベーションを生むのです。

英語を使えることで、例えば、シリコンバレーの人たちとやり取りができ、大きな刺激を受けるチャンスも得ることができます。

 英語のスキルは世界で、日本の地位を高める

中国やインドが世界での存在感を高めています。いろいろ理由はあるかと思いますが、その内の一つが英語力です。

インドは、ネイティブ並みに英語を話せる人が多いです。なまりは強いですが、英語圏の人間と対等に仕事をこなします。

また中国人も、英語圏に留学する人が増え、優秀な人材は必ず英語を話せます。

アメリカのブルームバーグなどニュース番組で注目企業として取り上げられるのは、中国企業が多く、日本はソフトバンクくらいです。

ただ、語学を除けば、日本人も負けてはいません。私もアメリカ人との仕事を通して、日本人が優れているところはたくさん感じてきました。例えば

数字の管理

案件を通すための、下準備

相手を説得させるための、ロジック

 ただ、英語が話せないことで、グローバルの舞台でこういった能力を十分に発揮できていないのです。 英語は話せるというのは、メリットが非常に大きいのです。能力差とさえ、見られます。

英語のスキルでユニークな仕事に就く

 ゲーム翻訳

任天堂などは、ゲームに使用される言語のため、英語から日本語あるいは、他の言語に翻訳できる人材を探しています。

ブランドスペシャリスト

グーグルなどのテック企業です。海外市場でのブランド確立や製品改良を行うため、現地の顧客と密にコミュニケーションを図ります。

 フライトアテンダント

空の旅が好きな人に合っている職業です。航空会社や行き先により、様々な言語を必要とします。南米に行く場合は、スペイン語、英語圏やアジアなどは英語でしょうか。

分析アナリスト

Citiなど国際金融部門で活躍できます。銀行業は世界中で行われているので、個々や企業との商談で、グローバル企業と英語でのやりとりが必要になっていきます。

写真家

メディアに関するフリーランスなど、世界を旅する場合、英語が話せれば、更に多くの作品を作ることができるかもしれません。

 ファッションバイヤー

海外ブランドは根強い人気を誇っています。英語スキルがあることで、現地ウェブやセール情報など即座に入手し、お手頃な取引を発掘できます。

 リクルーター

今や人材は、日本だけでなく、世界をターゲットにすべきです。欧州、南米、アジアなど優秀な人材を発掘するため、現地サイトやソーシャルメディアを通してネットワークを構築する必要があります。これも英語が主言語です。

ジャーナリスト

世界のニュースを伝えるため、世界中を旅します。実際の情報を知るためには、英語だけでなく、現地語も必要になるかもしれませんが。

最後までお読みいただきありがとうございました。