職場でのストレス。サラリーマンが抱える宿命です。
私も、サラリーマン歴20年以上ですが、日々ストレスとの戦いです。
このストレスを緩和する最善の方法は何か、それはずばり
新たなことを学習することです。
その効果をHarvard Business Reivewの記事を参考にご紹介します。
圧力、心配、疲労、消耗。。。これらは、企業で働く従業員たちが感じているものです。ストレス要因となるのは、長い勤務時間、頻繁に発生する面倒なこと、少ないリソースでの業務対応などです。
このような職場ストレスは、心配、怒り、非倫理的行動、貧しい意思決定、慢性的疲労や燃え尽き症候群を誘発します。
そして、個人や組織のパフォーマンスを損ねる結果につながります。
基本的、人は二つの方法で職場ストレスに対処します。
- ①シンプルに専念し体力を使うことで、ストレスが多い仕事に注力し、完了させる。
プロフェッショナルな人たちは、ストレスの多い業務への取り組みに対して、たびたび偏見を抱いており、すぐに解決策を見つけたいと思うのです。
というのも、彼らはストレスや疲労困憊にかかわらず、仕事を継続することで、タフな自分にプライドを感じているのです。いわゆる、職業病ですね。
- ②仕事から一時的に離れ、撤退することです。ストレスが多い環境から逃れるのです。
仕事休憩に関するリサーチは、過去数年間で急速に増えました。リラックスし、休憩を取ることで、感情的な問題を回復し、職場でのエネルギーを増幅することができます。
これは、知識集約型の業界では、昼寝ねルーム、スポーツジムや娯楽ルームなど企業が提供するリラクゼーション施設が人気になっている理由の説明がつきます。
ただし、残念ながらストレスの中で、骨の折れる仕事に取り組む、あるいはその環境から逃れるという上記両方の対策には、潜在的な落とし穴があります。
人は過酷な労働に取り組むことに対して限界があるため、毎回骨の折れる仕事をするという能力は制限されます。いくらタフな人でも過酷な仕事を一生続けることはできないのです。
ストレスと疲労を抱えた中で努力を続けることは、単に私たちに重い負担をかけ、体力を消耗させ、パフォーマンスを損なうことになるのです。
また仕事から離れるてしまうと、あなたに一時的な救済を与えますが、それはストレスを生んでいる根本的な問題の取り組みにはなりません。
休暇から戻った際に、同じ課題に直面するだけでなく、更なる罪悪感と心配を生じさせる可能性があるのです。
従業員がストレスの悪影響を緩和できるほかの手段は何かを考えた時、あるリサーチは三つの選択肢を提案しています。
目次
ストレスと戦うため学習にフォーカスする
これは新たなスキルを身につける、新しい情報を収集する、知的な難題に取り組むという意味です。
新しいリサーチ結果があります。
- アメリカにて様々な組織や業界の中で働く300人を対象に、職場でのストレス要因や行動に関しての調査が行われました。
結果として、ストレスを感じた時に人は職場で盗みを行い、ウソや同僚に対する悪態など非倫理的な行動をとる傾向がありました。
一方で学習活動に取り組むことで、従業員が感じる否定的な感情、非倫理的な行動や燃え尽き症候群などのストレスを引き起こす有害な影響を和らげることが分かりました。
ストレスのある環境に対して、学習活動は従業員に貴重な手段と心理学的な材料を構築するための、手助けとなるのです。
手段としては、学習は従業員に新たな情報と知識を提供します。そして、それらは近い将来発生する課題を解決するために、活用できるかもしれないのです。
つまり、新たなスキルと能力で武装することで、将来のストレス要因に取り組み、あるいは予防さえすることができるかもしれません。知識は武器となるのです。
心理的作用としては、目標を定め、時間を費やして新たな学習をすることで、自己の能力向上を感じ取れます。
既存の能力に固執するのではなく、定期的に自分自身に必要な改善と能力開発を理解できるのです。それが自信につながります。
この心理学的な材料は、ストレス要因と直面するために、立ち直る力を私たちに構築するのです。
ストレスを緩和するツールとして学習を利用する
上記の調査を補足する研究結果があります。
最初の調査では、人はストレスを感じた時に非倫理的な行動をとる傾向にあることが分かりました。
したがって、これら課題に向けて、二つの潜在的な救済方法に関して調査が行われています。
それは新たなスキルの学習と職場でのリラクゼーションについてです。
調査方法
①二週間に渡り、従業員の職場での感情や行動を追跡するため、日ベースで調査を実施
②従業員とその上司がペアとなり、上司が実際に目にした従業員の職場での感情や行動ついて調査を実施
調査内容
従業員は、どれだけ職場で、彼らの視点を広げる、知的挑戦や新しいことを学ぶなどの学習活動を行えたか、そして散歩に行く、ネットサーフィンや休憩を取るなどリラックスできたか
調査結果:学習する機会をもった場合
①の結果:従業員がストレスに直面する中で、職場で学習する機会をより多く持った日は、そうでない日に比べて、心配、苦悩などの否定的な感情は少なかった。
また、同僚に対する悪態や企業の物品を私的に使うなどの、非倫理的な行動も少なかった。
②の結果:職場で学習機会を持つ従業員は、そうでない従業員に比べてより多くの利点を確認。
対照的に、リラックスゼーション活動はストレスの有害な結果を中和する作用はありませんでした。
調査結果:リラクゼーションの機会をもった場合
従業員は、リラクゼーションをより多く行えた日とそうでない日では、同じレベルの否定的な感情を持ち、非倫理的な行動を取った。また、より多くリラクゼーションを行った従業員とそうでない従業員も同レベルの感情、行動であった。
したがって、リラクゼーションは、学習機会ほどストレス緩和には役に立たないように見えます。
学習による緩和効果は、重篤な患者のケアによるストレス業務が多く、長時間労働により休憩やが少ない医学生に行われた調査でも、更に証明されました。
調査対象
医師らの燃え尽き症候群の増加に対応するため、ジョーンズホプキンス大学病院に勤務する内科医学生約80人を対象に調査を実施
目的は、彼らの職場行動と燃え尽き症候群との関係をより理解するためです。
調査結果
データ解析者は、新しい情報を探求している、あるいは所属するチームのワークプロセスを熟考しているなど、医学生がより学習行動に関与していると感じている場合、あきらかに燃え尽き症候群のレベルが低かったことが分かりました。
チーム学習と、燃え尽き症候群の減少の相関関係は、学習目標が低いレベルであった医学生に対して、特に顕著だったのです。
つまり彼れは、仕事に関して学習に目を向けた形でアプローチしていませんでした。
こういった場合、学習に焦点を充てる傾向のない人に関しても、学習しているチームの一員になることで、困難な課題への取り組みやストレスの有害な効果を緩和する手助けとなるかもしれません。
戦略的に職場の環境を利用する
職場でストレスに直面した場合に、学習効果を高める具体的な方法は何かを考えます。
社内の任務を利用
ストレスが多い業務課題について、見直しを行います。
ストレスが生じた時に、あなた自身に送るメッセージを変えるのです。例えば、
これはストレスが多い任務や状況だ⇒これは挑戦的な任務だが、学習するための機会が与えられている
という具合にです。
ストレスが多い任務を学習の可能性がある、と置き換えることで、あなたの考えをシフトし、成長と長期的な得という考えと伴に任務に取り組めるようになるのです。
同僚と一緒に連携し、学ぶ
ストレスが多い調整ごとに、一人で取り組む代わりに、同僚からのインプットを手に入れてください。
同僚らと一緒にストレス要因を話し合うことで、彼らの経験あるいは、彼らが上げた質問や視点で、見えていなかった物事の真相が確認できるかもしれません。
休憩時間に、学習活動を創造する
瞑想など短期的なものから、休暇など長期的なものまで、純粋な休暇や職場での休憩時間を利用して、自身の学習を作り出すのです。
学習を更なる仕事と見ると、すでにストレスが多い環境では魅力を薄れさせてしまいます。
学習を小休憩で見るることで、アプローチをより魅力的にさせ、肯定的で楽しい経験を創造できる可能性が高いのです。
学習を受け入れれば、職場ストレスから生じる否定的な影響から自分を守る積極的な方法となります。
ただし、職場でストレスが生じるまで、学習機会の模索を待つ必要はありません。
問題を抱えていない場合でも、学習をあなたのワークライフの中心的な存在と捉えれば、個人的なスキルをを構築する手助けとなります。
そして、職場にて将来発生しうる否定的ストレスに対応し、回復する力を持つことができるのです。
世界最大級のオンライン学習サイトUdemyやワンダーボックスなどを利用して学習機会を設けてみてはどうでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。