BUSINESS

【新たなスキルを習得する】知っておくべきポイント

生涯教育というように、勉強は社会に出ても重要な作業です。スキルや知識のブラッシュアップにより、社内、社外に対して個人の競合力を維持できるのです。

そして、仕事で成功するには自己改善が必要となります。

あなたが今より成長を望むのなら、どうスタートすべきか考えるべきです。

新たなスキルの学習方法は人それぞれです。例えば、オンラインでいろいろなスキルを学べる世界最大級のオンライン学習サイトUdemyなどありますが。

ただし、うまく習得するためには、あなたが追うべきいくつかの一般的ルールが存在しますので、Harvard Business Reviewの記事を参考にご紹介します。

 

新たなスキルを習得するための原則

するべきこと

✔あなたの組織や上司が価値を置いているスキルを選ぶこと

✔学習するスキルをより細かく管理できなレベルまで項目を分ける

✔あなたが学んできたことと、あなたが成し遂げたいことを熟考する

すべきではないこと

✔他の人からの助言やフィードバックがない中で学習を試みること

✔アドバイスについて上司だけに頼る。
(職場であなたを直接評価しない人を巻き込むこと)

✔一晩でスキルを学べると仮定する
(通常、新たなスキルの習得には半年以上かかる)

新たなスキルを習得するための専門家の意見

新たなスキルを習得することは、今日のビジネス環境の中では、もはや選択肢ではなくなりました。

変化のスピードが速く、激しい競争社会では新たなスキルを身につけることは、成功のカギとなります。

頭が良い状況を維持するだけでは足りず、いつでも更に頭がよくなっている必要があるのです。

動機づけ心理学者であるHeidi氏らは、下記のように述べています。

私たちは、必ずしも最初は快適と思えないやり方でもいいので、自分を成長させるための機会を、定期的に探し出す必要がある。

継続的な改善はビジネスで成功するためにマストです。

次の原則は、自己改善におけるフォローすべく説明になります。

新しいスキル習得に向けて、必要な準備を確認する

新しいスキルや能力の習得に取り組むとき、あなたは二つの質問を自身に問いかけるべきです。

  • 達成可能なゴールか

あなたが学習できることは、一定の限度があります。例えば、脳外科医になりたいと思っても、手術時に必要とされる視覚と手指の機能に問題がある場合は、達成が極めて難しくなります。

  • プロジェクト達成のために、どれくらいの時間とエネルギーを必要とするのか

大した努力も必要としない、例えば薬局に出向き、薬をもらうような作業ではないのです。

自身の改善には、猛勉強が必要なります。

新たなスキルを学ぶことは大きなコミットメントが必要なのです。それが達成可能なゴールで、猛勉強のための準備ができていないのなら、目標の達成は難しいかもしれません。

そのスキルが必要であるかを、確認する

そのスキルがあなたのキャリアと組織、両方に関連することを確認してください。

大観衆の前の話し方を学んでスキルを強化したいと望むかもしれませんが、それは上司らが価値を置いているものか考えてください。

そのスキルがあなたの職業あるいは将来のポジションに全く関連していないのなら、上司から学習に必要な費用やサポートは得られにくいでしょう。

新たなスキルを習得するというのは、投資なのです。習得によるリターンが何なのか、あなたは事前に把握する必要があります。

新たなスキルの最適な学び方を知る

学び方は人それぞれですが、例えば下記のようなイメージです。

◆図形や文字を読む

◆デモを見たり、実際の説明を聞く

◆現場にて実践的な経験を身に付ける

過去を振り返ることで、あなたの理想的な学び方を理解することができます。

あなたの過去の学習経験を思い出し、良い経験と悪い経験をリストにするのです。良い経験と悪い経験に共通して見られる特徴が何かを確認します。

これらを分析することで、あなたが最善の方法で学ぶことができる環境を見つける、手助けとなるのです。

スキル取得に向けて、正しいサポートを手にする

他の人からのサポートを引き出すことにより、学習力がかなり強化します。習得したいスキルを持ち合わせており、そして信頼できる人間を見つけ出すのです。

あなたの直接の上司以外にも目を向けてください。

所属する組織には上司以外に、あなたの変化に気づき、正直なフィードバックを与えてくれ人はだれかと、自分に問いかけてください。

自分が追い求めているスキルを習得している人がいたら、その分野において自分にアドバイスをもらえないか、丁寧にお願いしてみてください。

社内にメンターとなるような人が見つからない場合は、あなたが働いている同業界か、あなたが持つネットワークで、探してみてください。

社内にメンターがいればベストですが、そうでない場合は外部でも問題ありません。

新たなスキルを習得するために小さなスタートをきる

時に自己改善の取り組みは、気が遠くなる感じがするかもしれません。

すべてを習得するのは無理であり、完璧を追求すると、最終的に何も得られない可能性があります。

したがって、一度に一つか二つのスキルを選び、焦点を充てるのです。それらのスキルを管理可能なゴールに分けます。

例えば、もっと自己主張をできるようになりたいのなら、会議では自分自身を駆り立て、最初の5分以内に発言することを心がけるのです。

現在に至るまでの道のりを考える

経験から熟練レベルに移行するためには、あなたが学んでいることを熟考しなければなりません。

そうしないと、新たなスキルはあなたに定着しないでしょう。コツとしては、だれかに話すことです。

あなたのゴールを情報的、感情的にサポートしてくれる人に定期的にシェアするのです。

その人が答えをもっていなくとても、あなたがどれくらい改善したか正直に話してくれるでしょう。

あなたの自己改善の進捗を伝えることで、価値あるフォードバックが得らえるようなります。またあなたはより責任を感じ、改善することに執着するようになります。

新たなスキルを他の人に教える機会を作る

何か新しいものを学び、習得するための一番の早道は、そのやり方をだれかに教えることです。そのため、あなたが学んできたことを、組織の人、同僚、上司にシェアするのです。

カレンダーに教える日を設けて、あなた自身にプレッシャーをかけるのです。あるいは数ヶ月先に、皆の前で行うトレーニングセッションを設定するのです。

この目標により、あなたの学習はより焦点が充てられ、実践的になるのです。

新たなスキルを学ぶために、焦りすぎない

私たちは時折、新たなスキルはすぐにでも身に付くという姿勢で臨む傾向にあります。ただ現実には、長い時間がかかり一晩で習得できるものではありません。

通常、新たなスキルを習得するには半年からそれ以上かかります。

そして、他人がそれを見て、気づくには更に長い時間がかかるのです。

一般的に、回りの人は、あなたが作った100%の変化の内、気づくのはその内の10%と言われています。

ケーススタディ1:やりながら失敗して覚える

Jamie氏は大学卒業後、仕事をスタートした時は、基本的なエクセルユーザーでした。JPモルガンチェースの人事部だったため、データ分析は必要とされるスキルではなかったのです。

ただ、数か月後に大学キャンパスで実施するリクルート活動の成約率を報告し、追跡するためのエクセルモデルを構築するよう指示を受けました。

Jamie氏はエクセルが自分の不得意分野であると認めており、エクセルスキルは人事部のコア業務ではなく、人の採用に注力すべきだと考えていたのです。

ただエクセルを使用しての分析スキルには興味を持っていました。そして、新入社員として、彼女のパフォーマンスを証明したかったのです。

最初は、彼女自身の学習できるだけ学ぶことから始めました。グーグルやYou tubeなどの教育関連の映像を見ながらです。ただ、途中で行き詰まってしまったのです。

そして、職場の人間アドバイスを求めました。銀行に勤務している人は様々なビジネスモデルを毎日のように構築しており、彼女はその人的資源をうまく活用することができたのです。

Jamie氏は2週間ほどで、成約率分析モデルを構築できました。始めのころは、完璧なシステムではなく、計算式に間違いも見られました。

ただ、定期的に見直しを行い優れたモデルに仕上げていきました。

その成功があり、他の人たちも彼女に同様のプロジェクトを依頼するようになりました。彼女がデータをうまく処理できると社内で知れ渡ったことにより、多くの依頼を受けるようになったのです。

エクセルスキルに関して、やりながら、失敗して学ぶアプローチは効率的なやり方ではないとJamie氏は振り返っいます。

ただし、すぐにでも必要だったことを考慮すると、そのやり方は適切だったかもしれません。

3年後、彼女はJPモルガンチェースを退職し、エクセルとデータ分析スキルの強みを活かして、新たなポジションに就いたのです。

ケーススタディ2;異なるアプローチの経験

グローバル企業の支社に勤務する経理部長のSafia氏は、彼女が提案する経理やITシステムに関する改善提案について、同僚は抵抗していることに気づいていました。

彼女の案は何回もレビューされ、厳密に質問をされていたのです。彼女は、自分のコミュニケーションスキルが邪魔をしていると感じ、変わる必要性を認識しました。

というのも、彼女はあまりにも頑固であるというフィードバックを過去に受けていたからです。

Safia氏は人を効果的に説得する方法をについて、本を読むところから始めました。また、以前、利害関係者との関係づくりやアイデアをうまくアピールするやり方を学んだ、非営利組織が運営するクラスにも参加しました。

また偶然に、Safia氏が働く企業の社長が、各キーとなる従業員にインタビューを実施していました。これは彼女に完璧な機会を提供したのです。

彼女は社長に、自分のアイデアがよりインパクトのあるものにしたいと説明しました。

社長は、なぜ変わる必要性があるのかについては重点を置かずに、それを実行するために彼女ができることを含め、どのようにして実現するのかを、協調すべきと助言しました。

彼女は、同僚たちが、発生している問題が何で、どのように改善すべきか理解していると仮定していたのです。

彼女は実行するために何が必要なのかを強調し始めました。後はそのままです。

この新しい理解と伴に、彼女は異なるアプローチを行うことができるようになりました。
プロセスをマップ化し、根本原因を指摘したのです。

これにより、同僚たちはどこを改善し、彼女がどのようにサポートしてくれるかを理解できるようになりました。

Safia氏は同僚たちの反応が鈍かった、以前との違に気づき、彼らはよりオープンになり、彼女の提案するアイデアに対して喜んで協業するようになったのです。

新たなスキル習得に向けて、回りのサポートをもらいながら、一歩づつ進んでいきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。