娘のプレッシャーに負け、犬を買いました。アメリカ在住10年目に迎えたチャレンジです。日本にいたころは、犬を飼ったことがないので、買い方すら分からずゼロからスタート。
犬探しから、犬ベッドの準備、予防注射、トレーニングなどなどやること多く、思ったより大変でした。(妻) 実際の経験談をまとめてみました。
アメリカで犬を飼いたい人は必見です。
ちなみにアメリカのペット事情はこんな感じです。
日本ではペットフード協会のデータによると世帯飼育率が12.6%ほどなので、3倍の多いことになります。馬を飼うとかは、別次元ですね(笑)。
ペットフード協会:https://petfood.or.jp/topics/img/181225.pdf
犬 | 猫 | 鳥 | 馬 | |
世帯飼育率 | 38.4% | 25.4% | 2.8% | 0.7% |
飼育世帯数 | 48,255,413 | 31,896,077 | 3,509,032 | 893,152 |
飼育数/世帯 | 1.6 | 1.8 | 2.1 | 2.1 |
合計飼育数 | 76,811,305 | 58,385,725 | 7,538,000 | 1,914,394 |
AVMA:https://www.avma.org/resources-tools/reports-statistics/us-pet-ownership-statistics
アメリカで犬を飼いたい人へのアドバイス
アニマルシェルターは一つの選択肢
アメリカは犬を飼う環境が整っている
ペットコやペットストアなど充実したサービスあり
犬を買える場所
犬はペットショップで買うのが常識だと思っていました。近くのペットショップを訪れたたところ、見るのは鳥、ハムスターやフェレット。おっかわいい、と思いつつ、犬と猫がいない。
どやら、専門のブリーダーに行けば、純血種が買えるのだとか。早速、ウェブでチェックする。確かにかわいい犬の写真でいっぱい。すぐにでも買いたくなる気分にさせる。
でっ、いくらなんだ?と思い小型犬の写真をクリック。価格$2,000と表示される。
ビジネスなので、やっぱり高いです。まさか、みんながみんな、ブリーダーから購入する訳ではないと思い、更にリサーチ。
ありました、アニマルシェルター、ドッグレスキュー。ある理由で飼い主と別れてしまい、里親の募集をする子犬仔猫を保護飼育する施設です。
多くの人がこういった施設から、子犬を引き取っていることが分かりました。
アニマルシェルターに行く
ネットで調べると、車で40分以内の距離に5施設ほどありました。思ったより、施設数が多いのに驚き。週末に犬を探しに、アニマルシェターを訪問。
受付で紙に名前等を記載し、施設の中に入ります。そして、けっこうな人たちで混んでいます。子供連れの家族もいます。
どの施設も中はきれいで、檻の中に犬たちがいます。施設にもよりますが、10匹以上はいました。檻に貼られている紙には名前伴に、種類や年齢、トレーニング状況、子供や他犬との相性、予防接種など細かく情報が書かれています。
生まれて数ヶ月~3、4歳くらいまでの犬がいました。種類は、小型犬から大型犬まで雑種が多いです。すでに里親が見つかっている場合や引き取り相談中みたいな犬もいます。
しかし、なかなか決まりません。なんだか緊張します。。。
やはり、人気のありそうな子犬は里親がすぐに決まり、引き取られていきます。
かわいそうですが、3‐4歳の犬が残ってしまう傾向です。
そんな中、とあるシェルターの受け付けの人から、来週、子犬がたくさんやってくることを聞きました。また子犬はすぐに、里親が見つかるので早めに来るようにと教えてもらいました。
翌週、シェルターのオープンする時間に到着。すでに列ができており、待合室で多くに里親候補たちが待機。そして、私も待機。待つこと、1時間。ようやく順番が来ました。
犬たちが待つ場所に行くと、いました。子犬15匹くらいです。すべて雑種でしたが、ゴールデンレトリバー、ビーグル、ダックスフンド系などです。
子供たちともよくよく相談し、一匹を選ぶ。その後、子犬との相性を見るため、30分くらい一緒に小部屋で過ごす時間があります。子供たちのテンションマックスです。
そして、ついに生まれて3か月ほどの子犬を飼うこと決め。その場で登録。費用は$450でした。返金不可です。他、犬のベッド、おもちゃ、ドックフード、首輪などもその施設で購入。
人間の子供と一緒で、おもちゃがいるなんて、知らなかった~。
また、子犬の場合、ワクチン予防注射も複数回必要になります。オスの場合は去勢を行うと、最初の数ヶ月にかかる費用は$1,500とシェルターのスタッフから教えてもらいました。
その日のうちに、子犬と家に帰れます。さすが、アメリカ。効率的です。
娘が、犬の名前をジョージ―と名付けました。
アニマルシェルターで犬を引き取る場合、注意した方がいいこととして、
生まれた場所や親の犬の種類は分かるが、細かい素性までは分からない。遺伝的な病気については、不明。そのため、重大な病気になるリスクあり。
2-3歳の犬はトレーニングを十分受けた犬もいるが、実際に飼ってみないと相性は分からない。
シェルターから犬を引き取った、とある私の知り合いの話しですが、すごく利口な犬で、言うこともよく聞いたそうです。ある日、自分の家で5歳の子供の泣き声を聞きき、飛んで行ったところ、その犬が子供の顔に噛みついたとのことでした。残念ながら、彼はその犬をシェルターに返したそうです。
自己責任で十分に検討した上、シェルターから犬を引き取ることが大切です。
犬を飼うための費用は?
ついに始まりました、犬との生活。家はアパートなので、室内飼いです。
まずは、散歩。一日5回くらい行きます。朝は6AMです。私が起きると、犬も起きる(笑)
しかし、なかなか思うように歩いてくれない。
そしてたまに、吠えます。アパートなので、たまに気になります。
そこで、しつけトレーニングはペットショップのPetcoやPetSmartが有料でクラスを行っているので、そこに登録し参加することにしました。
日曜の5時PMから1コース1時間で、合計12回コース、費用は$200程度した。4匹くらいが同時にトレーニングを受けます。丁寧に教えてくれました。
Petocoリンク;https://www.petco.com/shop/en/petcostore
PetSmartリンク;https://www.petsmart.com/
おかげさまで、散歩もうまくなり、言うこともだいぶ聞くようになりました。待て、お手などを取得。すごい、上達ぶりです。
ペットショップはペット保険も提供。犬の医療保険に加入する場合、費用は$60/月くらいです。ワクチン予防注射、去勢手術、歯の手入れが含まれています。
ペット保険は、費用対効果を考えて飼い主の判断で加入すればいいと思います。
犬を飼う場合の費用ですが、こんなイメージです。
項目 | 年費用 |
食費 | $250 to $700 |
おもちゃ | $25 to $50 |
ベッド | $50 to $200 |
綱と首輪 | $20 to $50 |
毛の手入れ | $30 to $500 |
健康診断 | $700 to $2,000 |
サプリメント | $200 to $600 |
トレーニングクラス | $25 to $300 |
ペットシッター | $0 to $5,200 |
散歩委託 | $100 to $300 |
費用はそれなりにかかりますね。あとは、私の場合、日本に帰国した場合など、ペットをペットホテルに預ける費用もかかります。
アパートの家賃も犬を飼ったため、+$75/月となりました。ただ、運よくアパートにはドッグランが付いているため、すぐに遊ばせることができ、非常に助かってます。
子供も大喜びで、毎日毎日、犬を大切にケアしています。犬を飼うことで子供にもいい影響がでることを期待しています。例えば、責任感が生まれる、感情について学ぶ、コミュニケーションの大切さに気付くなど。
そして、私も癒されています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジョージ―:ビーグルとダックスフンドのミックス